お餅でダイエットはできます!「お正月太り」という言葉からか、お餅=太るというイメージをお持ちの方が多いです。
カロリーが高いお餅ですがダイエットに効果的な食材でもあるのです。
また食べ方によってはダイエット効果以外にも、体にとって様々なメリットが期待できる食材でもあります。
今回はお餅がもつ効果効能や、今日から試せる体にとって最高の組み合わせをご紹介致します。
もち米
お餅・赤飯・おこわで使われるもち米は、白米よりも多くの栄養素を摂取できるパワーフードだったのです!
ゆっくり消化吸収され、ゆっくりとエネルギーに変換する特徴があるもち米の効果・効能をご紹介します。
抗ストレスビタミン
もち米 | 0,34mg |
白米 | 0,25mg |
上記の表は『パントテン酸』の量を比較したものとなっています。このパントテン酸は健康な体を作ってくれるビタミンです。
体を温め代謝機能の向上・糖質と脂質を効率よくエネルギーに変換、などの効果があります。
そのためもち米(お餅)はエネルギー補給食として、アスリートも練習前や試合前に取り入れるそうです。
さらにパントテン酸にはストレスを和らげる働きもあり、抗ストレスビタミンとも呼ばれています。
パントテン酸が多いもち米は、健康維持の手助けをしてくれる食材だったのですね。
少量で満足
もち米や白米に含まれている粘り気の正体であるアミロペクチン。
アミロペクチンは白米では80%なのに対し、もち米では100%です。
白米よりも粘り気が強いことから、噛む回数が増え満腹中枢が刺激されることによって、少量でも満足のできる食事を行えます。
ダイエット
パントテン酸とアミロペクチンが白米よりも多く含まれていることから、もち米はダイエットに効果的な食材です。
お米1杯分=お餅2~3個なので、日中に切り餅を3個まで食べることに肥満などの問題はありません。
しかしカロリーは高いので、夜中にお餅を食べたり、1日に4個以上食べたりすることは太る原因に繋がるので気を付けましょう。
また、お餅を単品で食べることは血糖値の急上昇に繋がるのでお勧めできません。
白米の代わりや、パンの代わりなど主食として、おかずと一緒に食べましょう。
少ない量でエネルギー・満腹感をゲットできるもち米はまさにダイエット向きの食材です。
お餅食べすぎ防止策
冬になると、お餅を食べる機会も自然と増えていきますよね。
食べすぎによって起こる、お正月太りは食べる方法によって抑えることができます。
対策1.とにかく噛む
良く噛んで食べることは、満腹感に繋がります。
噛む回数が増えるほど満腹中枢が高まるので、少ない量でも満足できる食事を行えます。
また小さく切り分けることもお勧めです。
切り分けた餅は、心理的にも「たくさん食べた!」と影響を与えることができます。
小さいお餅でもしっかりと噛むことを心掛けましょう。
満腹中枢を上手く取り入れたダイエット法は以下の記事をご覧ください。
対策2.お餅単品で食べない
お餅は食物繊維と一緒に食べることで、食後の血糖値上昇を緩やかにするので太りにくい体を作ってくれます。
【大根おろし×餅】
大根に含まれている食物繊維と消化酵素アミラーゼが、お餅の消化を手助けしてくれます。
そのためお餅によって引き起こりやすい便秘、胃もたれ、消化不良を予防してくれるのです。
また大根にはビタミンCも含まれています。もち米のパントテン酸と一緒にとることで、肝機能を強化してくれます。
まさにお正月の飲みすぎによる二日酔いにも効果的な組み合わせです!
こちらの組み合わせは『からみ餅』『おろし餅』などと呼ばれています。
ネギは肝臓の有機物質を排出してくれる効果があるので、からみ餅とネギの組み合わせはより効果的です。
【納豆×餅】
納豆は栄養価が非常に高い食材です。
納豆に含まれている納豆菌は胃酸に強く大腸までしっかり届くので、腸内環境を整える効果が期待できます。
腸内環境が整うと美肌効果、免疫力向上、疲労回復など体にとって良いことばかりです。
美容・健康の面でも腸内環境の改善は必須だといえますね。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
また低カロリー・糖質が少ない面もダイエットに適した食材と言われている理由です。
お餅と納豆の組み合わせは、もはや無敵の栄養価とも言えます。
簡単に食べられる点から、アスリートにも人気な栄養価抜群の食べ物なのです。
【きな粉×餅】
きな粉は大豆の水分を無くし、粉末上に加工しているので栄養素が凝縮されています。
大さじ1杯分のきな粉に多くの食物繊維が含まれているため、気楽に食物繊維を取ることができる食材の1つです。
朝食で食物繊維を豊富に摂ることで、血糖値の急上昇を抑えてくれます。食後の血糖値急上昇は痩せにくい体を作ります。
きな粉の効果は約3~4時間続くと言われているので、朝~昼の間も効果が続いているので、ダイエットにも最適です。
【チーズ×餅】
私たちの丈夫な骨を作ってくれるのに大切な栄養素といえば、カルシウムとタンパク質です。
乳製品の1つであるチーズに含まれている豊富なカルシウムと、白米の約1.5倍ものタンパク質が含まれているもち米。
この2つは骨粗鬆症予防など、骨にとってとても良い組み合わせと言えるでしょう。
さらに海苔をプラスすると、海苔に含まれるビタミンKが、上質な骨を作り出してくれます。
【鍋×餅】
野菜がたくさん入った鍋に、餅の組み合わせも最高です。
お肉や野菜がたくさん入ってるので食物繊維も摂取でき、体も温まる、冬にお勧めの料理となっています。
また餅を柔らかく煮込んでいるため消化が良くなります。鶏肉などタンパク質となる食材を入れることで、満腹感も味わえます。
通常のご飯を食べる際の「野菜から食べるべし」と同じく、鍋でお餅を食べるときも野菜から食べ進めていきましょう。
『〆にお餅!』が体にとって良い食べ方です。
3.少量の切り餅を買う
お餅を食べて「太った」と思う原因は、ただの食べ過ぎです。
色々なアレンジが楽しめるからこそ、食べ過ぎてしまうお餅はまさにお正月太りの落とし穴です。
上記でも記載致しましたが1日2~3個までに抑えましょう。
大パックを買うのではなく、少量を買うことで食べすぎ防止が期待できます。
自分で食べる量を抑えることが大切です。
食べ方によっては体にいいことばかりのお餅。食生活にお餅を取り入れたダイエットをいかがですか。
コメント一覧