【食べたい味覚で分かるカラダのSOS】ストレスのサイン?無性に甘味や辛味が欲しくなる理由

ウェルネス

ふとした瞬間、無性に何かを食べたくなる感覚を味わったことありませんか?

「甘いものが食べたい!」「めっちゃ辛いもの食べたい!」など味覚別の欲求、実はカラダからのサインだったのです。

食欲と心理的欲求は大きな関わりがあり、いち早くそのSOSに気づいてあげることがカギとなっています。

こちらの記事では甘味・辛味・塩味・酸味の4つに分け、タイプ別にカラダの状態とそこから読み取れるサインを説明致します。

さらに、無性に食べたくなるという単純な欲求の一覧も提示しますので、自分の体は今どうなっているのか、気になる方は是非ご覧になっていってください。

甘いものが食べたくなる心理

チョコレートやケーキ、クッキーなどの甘い食べ物を無性に食べたくなることありますよね。

普段甘い食べ物を苦手としている方も急にチョコレートを食べたくなるといったことも多くみられます。

甘味が欲しい時は脳が疲れている

甘いものを急に欲する状態は『脳が疲れている』可能性が高いです。

あなたが甘いものを大量に欲する場面を思い返してみたら仕事や人間関係・金銭問題などで悩み、疲れた時に甘いものを欲していませんか。

脳の疲れは物事の注意・思考・感情コントロールなどの働きがある前頭葉の動きを鈍くさせます。

その影響で正しい判断を行えなくなり「カラダに悪いから…。」「太るから…。」と抑えられていた感情が爆発するのです。

また、即効性のある栄養を求めている場合も、この行動を加速させます。

特に市販のチョコレートなどは手軽に手に入り、胃で溶けやすく糖分としてのエネルギーの変換効率も良いのでたくさん摂取しがちです。

対処法

脳の疲れを感じた際に少量の糖分補給なら問題はありませんが、勢いで食べすぎてしまうと肥満や糖血圧などを引き起こしてしまう事があるので注意が必要です。

とくに、甘い食べものは中毒性があります。

糖質と脂質の組み合わせは『βエンドルフィン』という脳内麻薬が分泌されるため、食べたら止まらなくなってしまうのです。

仮に1度甘いものを口にしたら止まらないという場合は、事前に食べる量の制限をしましょう。

例えば、一つ一つが小さく包装されているお菓子などが量の制限がしやすくお勧めです。

また脳が疲れている場合は何かを食べるのではなく仮眠を取ったり、目を瞑り呼吸を意識したりなどゆったりとした時間を過ごしてみて下さい。

お勧めの食べもの

【ラムネ】

ラムネには、脳のエネルギーに必要であるブドウ糖が多く含まれています。

簡単に持ち運びができ、ちょっとした隙間時間で食べることができるので仕事で忙しい方にもお勧めです。

ラムネ商品の中には砂糖を固めただけで作られているものもありますが、ブドウ糖が原材料の商品を選ぶことで糖質関係の病気になる心配もありません。

ラムネの補給の際は事前に1回あたり何粒食べるのかのマイルールを設定しておきましょう。

【フルーツ味のガム】

意外と糖質が高いガムですが無くなることがないので食べすぎ防止ができます。

また租借(そしゃく)は、満福中枢を刺激したり記憶をつかさどる海馬(かいば)に刺激を与えるので記憶力が高められるのです。

環境によっては租借自体が推奨されない可能性もありますので、周りに注意を払って選ぶようにしましょう。

辛いものが食べたくなる心理

辛い食べ物というのは毎年認知を拡大しており、カップラーメンでも辛ラーメンや蒙古タンメンなど、旨辛いを軸にした食べ物が増えてきています。

激辛ブームもある程度の周期で訪れることがあります。

現代を生きる我々は多くの辛い物を摂取する機会がありますが、

辛味が欲しい時はストレスから逃げようとしている

ストレスを抱えている際に、体や脳になにかしらの強い刺激を感じることでストレスがリフレッシュされることがあります。

その際手っ取り早く爽快感を味わえる方法が辛味なのです。

5つある味覚の中で舌の痛みを感じるものが辛味であり、ストレスによる心の痛みを舌の痛みで紛らわそうとし辛いものを欲するようになります。

他にも辛い食べものは、アドレナリンが分泌され興奮状態になり汗がたくさんでることで元気になったように感じる効果もあります。

対処法

辛い食べものはアドレナリンの他にも『エンドルフィン』も分泌されます。

この物質は快感を感じさせてくれる効果があり、プロアスリートのハイな状態もエンドルフィンを分泌します。

その為、人体に対して非常に効果が高く、転じてエンドルフィンを求めるという行為が癖になりやすいです。

問題点としては辛さに耐性がつき、徐々に同じ辛さのものを食べても満足しないカラダになっていき、求める快感レベルが上がるにつれて求める辛味がエスカレートしていきます。

1度その欲求に沼ってしまうと、通常の辛味やエンドルフィンの分泌量では満足のしにくいカラダになってしまうので要注意です。

その状態が続くと味が感じづらくなる味覚障害になってしまう事があるので辛さの求めすぎは、カラダにとって良いことではありません。

ですので辛いものを食べる回数を減らすなどといった、現在の『辛さ』に慣れないようにしましょう。

辛味を摂取することに対する代替としては、軽いジョギングなどが有効です。

この状態の大本はストレス、つまり脳の負荷が原因なので、一度体を動かすなどして体全体にかかるプレッシャーを再配分してあげることで、気分をリフレッシュすることができます。

しょっぱいものが食べたくなる心理

しょっぱいとは読んで字のごとく塩味のことです。そして、塩は人間にとって欠かすことのできない大事な栄養素です。

味の濃いものやポテトチップスを好む方や、ラーメンの汁を最後まで飲み干すのが好きな方はしょっぱいもの好きと言えます。

しょっぱさを求める時はミネラル不足に陥っている

体力の消耗やカリウム・カルシウム・鉄分などのミネラルが不足すると、カラダは塩分を欲します。

とくに運動後の汗をかいた状態は、水分や塩分が飛ぶことでミネラルが不足しがちです。

日本食は醤油などの文化から、塩分過多と言われていますが塩分不足もカラダにとって良くありません。

適度な量の塩分(ミネラル)補給が必要です。足がつるなどの現象もミネラル不足が要因となっています。

運動後に塩おにぎりを美味しく感じるのは、消費したミネラルを補給するためと考えられています。

対処法

体内で合成できないミネラルだからこそ、食事に気を遣うことが大切です。

しかしミネラルは取りすぎも不足も、便秘や下痢など胃にとって悪影響を及ぼします。

そのためいつもの食事に海草類や緑黄色野菜を追加するように意識しましょう。

最近ではミネラル対策として、マルチミネラルなどのサプリメントも人気です。

簡易的な対策としてはスポーツドリンクなどにも塩分が入っています。ただし、これらは糖分も多めに入っているものが多く、今全ての栄養価がどの程度必要なのかは注意する必要があります。

経口補水液のような商品は、飲むべき状態と飲んではいけない状態がありますので、マニュアルをよく理解することが重要です。

酸っぱいものが食べたくなる心理

酸っぱいものを欲しているとき、生理前や妊婦さんなど女性の方に多く見られる欲求です。

柑橘類を摂取すると、リフレッシュ効果と疲労軽減効果が同時に期待できますので、ぜひ試してみてください。

酸っぱいものが食べたくなる時はカラダが疲れている

カラダの中に疲労物質が溜まることで、疲労回復の効果があるクエン酸を求めていることが酸っぱいもの欲求へ繋がっています。

私たちが酸っぱいと感じるほとんどの成分はクエン酸です。

また血液循環が悪い人は、疲労の原因であるとされる乳酸が溜まりやすいカラダでもあります。

クエン酸はそんな乳酸を分解してくれる効果があるので自然と酸っぱいものを求めてしまうのです。

レモン飲料などは多くの場合クエン酸に関する表記がありますので、機会があれば確認してみるとよいでしょう。

色々な原因がある中でも妊婦さんは赤ちゃんに自身のカラダから、栄養や酸素を供給しているため非常に疲れやすいカラダとなっています。

そのため妊婦さんが酸っぱいものを求めることは自然のことと言えます。

クエン酸の効果

クエン酸は非常に刺激の強い成分なので、取りすぎることによる胃腸の荒れにのみ注意が必要です。

食事として酸っぱいものを取り入れる際は胃腸にも優しく、栄養を効率良く分解・吸収してくれる『梅干し』『お酢』がお勧めです。

また妊婦さんにとってのクエン酸は口の中をさっぱりさせ、つわりによる吐き気防止などにも効果的です。

これは、クエン酸がアンモニア臭を分解する働きを持つためです。

その他にもカラダの疲れを感じた際は、レモンやオレンジといった柑橘系フルーツの香りを楽しむことでリラックス効果が得られます。

無性に物を食べたくなる原因と一覧

無性に食べたくなる原因にはいくつかの理由がありますが、その中でも今回紹介した様な栄養不足やストレスは大きな要因となっています。

  • 甘いものが食べたいとき: タンパク質不足
  • 辛いものが食べたいとき:ストレス
  • しょっぱいものが食べたいとき: ミネラル不足
  • 酸っぱいものが食べたいとき: 胃の疲れ、全身の疲労
  • ジャンクフードが食べたいとき: カリウム不足
  • 肉が食べたいとき: 鉄分不足
  • チョコレートが食べたいとき: マグネシウム不足

一般的に多くの「食べたい悩み」はこの様な原因であることが多いと考えられています。

例えば、忙しいオフィスワークの一日が終わりに近づくと、タンパク質が不足すると甘いものが無性に食べたくなることがあります。これは、タンパク質が私たちのエネルギーを支える重要な役割を果たしているためです。

辛いものが食べたくなるときは、ストレスが影響している可能性があります。辛い食べ物は、体内でエンドルフィンを放出させ、一時的にリラックス感を提供することが知られています。オフィスでのデッドラインやプレッシャーに対処する方法として、辛い食べ物を選ぶ人もいるかもしれません。

また、しょっぱいものが食べたくなる時は、体がミネラルを求めているサインかもしれません。特に、暑い夏の日や運動後は、体内のミネラルが失われるため、しょっぱいものを求めることがあります。

さらに、ジャンクフードが食べたくなる時は、カリウムが不足していることが関係しているかもしれません。カリウムは、心臓の健康や筋肉の機能をサポートする重要なミネラルであり、ジャンクフードは瞬時にエネルギーを提供するため、カリウム不足を補う一方で、別の栄養問題を引き起こす可能性があります。

ストレスを感じていると、体はコルチゾールというホルモンを分泌し続け、これによって脂肪分解作用が続くため、脂質や糖質を欲するようになります。

特に、ストレスフルな状況が続くと、体は抗ストレスホルモンであるセロトニンを分泌しようとし、これにより糖分が欲しくなることがあります。

このように、食欲は身体の栄養バランスや心理状態と密接に関連しているため、食べたいと感じるものには、実際には身体が求めている栄養素が隠れている可能性があります。

今回解説した情報を頭に入れて、日々の食事選びや逆に過剰摂取対策などに活かしてみてください。体が多くを求める時、それはあなた自身に対するサインの可能性があります。

見過ごさずに向き合って自分の体がいま求めているものを冷静に考えてあげましょう。

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