すい臓癌の早期発見に、国立がん研究センター検診研究部の中山氏が【午後の紅茶ミルクティー】が有効であることを発見しました。
午後の紅茶ミルクティーを飲めば、すい臓癌の発見が可能になるなんて夢のような話ですが、飲むタイミングや飲む量のポイントがあるのでご注意を。
今回は、すい臓癌や早期発見に有効な午後の紅茶ミルクティーの飲み方についてお伝えしていきます。
すい臓癌の10年生存率は6.5%
国立がん研究センターが発表したがん発症から10年間の生存率というのがあります。
この発表によると、がん全体の10年後の生存率が59.4%という数字に対してすい臓癌の生存率は6.5%だったのです。
全体の数値を、すい臓癌だけで引き下げているといっても過言ではありません。
すい臓癌患者の生存率が低い理由に、早期発見の難しさがあります。
これは、初期症状がほとんどないにもかかわらず写真にも映り込みづらい為健康診断での事前察知が困難。
症状が進行してからの精密検査で発見される為とされています。
膵臓は別名『沈黙の臓器』と呼ばれるほど、医療従事者にも恐れられている癌なのです。
検査前の【午後の紅茶ミルクティー】で膵臓癌を早期発見!
癌は早期発見が重要ですが、すい臓癌も同様、早期発見が大切。
すい臓癌の検査の1つに超音波検査がありますが、これまた厄介なのがすい臓がある場所。
すい臓は胃や腸に隠れ、ただでさえ見えづらい臓器ですが、それに加えて胃が白く濁って映ってしまうハレーションを起こしてしまい、さらに超音波検査で見えづらい臓器なのです。
まさに暗黒大陸。
そんな見えづらいすい臓をクリアに見せてくれる飲み物が、国立がん研究センター検診研究部の中山氏によって発見されました。
なんと【午後の紅茶ミルクティー】だったのです。
まさか午後ティーでがんの早期発見ができるとは、驚きの事実。
中村氏はハレーションをおこさないようにどうすればよいか考えた結果、検査前にペットボトル1本の午後の紅茶ミルクティーを飲んでから検査をすることで、すい臓が超音波でクリアに映るようになったと述べています。
午後の紅茶ミルクティーを飲んでもらった後の検査では、小さなすい臓がんを見つけることができるようになり、すい臓癌手術の5年生存率30%が50%にまで上がったこと報告もされています。
なぜ午後の紅茶ミルクティー味なのかというと、ミルクティー内に含まれる乳脂肪分が関係しています。
すい臓がクリアに見える乳脂肪分のバランスがとれた飲み物が、午後の紅茶ミルクティーだったというわけですね。
午後ティーがすい臓癌患者を救う!
午後の紅茶ミルクティーが、すい臓癌患者の救世主になった事は間違いありません。
今まではお腹の超音波検査前は、食事や飲み物によって臓器が見えにくくなる可能性があるため、基本的に絶食で牛乳やコーヒー・オレンジジュースなどの飲み物も避けるよう指導していた病院がほとんどです。
今回の発表は、昔ながらの検査の概念を根本的に覆した事例だったのではないでしょうか。
今後研究が進めば、『胃のバリウム検査ではこの飲み物!』『この検査には、この食べ物!』といった、検査前の食事や飲み物の制限が解除され、苦痛な検査食や検査前のまずいバリウムの内服がなくなる時代が到来するかもしれません。
苦痛で面倒な検査や健診に少しでも楽しみがあれば、検査をうける人が増えてがんの早期発見に繋がるのではないでしょうか。
次はどんな身近のもので、がんの早期発見が実現するのか楽しみです。
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