IoTデバイスと小型家電の販売事業を展開するビーラボが、一定時間動きがない場合にアプリ通知で知らせる高齢者見守りサービス「ひとり暮らしのおまもり」を発表しました。
ビーラボは、「新しい価値を伝えよう、新しい体験を提案しよう」をミッションに、IoTデバイスと小型家電の販売事業を展開する企業。「子供の帰宅や外出をお知らせ」、「離れて住む家族を見守る」ことを目的としたIoT見守りシステム「tracMo Mimamori Kit (トラクモみまもりキット)」を販売しています。
今回発表された「ひとり暮らしのおまもり」は、トイレや冷蔵庫といった日常的に開閉するドアなどにセンサーを取り付け、一定時間動きがない場合にアプリ通知で知らせる高齢者見守りサービス。カメラではなく小型のセンサーを利用しているため、見守られる家族はデバイスを意識せずに生活できることが特徴です。
サービスの利用に必要なものは、スマートフォンとWi-Fi環境のみ。1日1回は必ず動かすドアなどの場所にセンサーを貼りつけ、アプリと連携させれば見守りをサービスを開始することができます。
サービスに含まれるデバイスは動きを検知する「センサー」、センサーからの信号を受信しアプリに反映する「ステーション」、センサーを取り付けたドアが12時間以上動かない異常事態になると通知する「アプリ」で、オプションとして左右のボタンを同時に押すと見守る側のスマートフォンに大きな音でアラートを出す「ケアウォッチ」が用意されています。
センサーやケアウォッチの電池交換は、1年に1回が目安になるとのこと。
料金は初期費用無料、月額税込770円、最低利用期間が210日(7か月)。ケアウォッチオプション付きの場合は、月額税込1,100円。デバイス発送日から14日間は、無料お試し期間となっています。
ビーラボは高齢者見守りサービス「ひとり暮らしのおまもり」の発表にあたり、「大切な人が安心して生活できるように、プライバシーを守りながら見守るIoTサービスです。一人暮らしの高齢者は数百万人といわれており、その人数はさらに増加傾向にあります。ビーラボはこのサービスを通して、一人暮らしの方と、離れて生活する家族が安心して生活できるための解決方法を提案します」とコメントしています。
内閣府が発表したデータによると、65歳以上の一人暮らしは男女ともに増加傾向にあり、昭和55年に男性約19万人、女性約69万人だったものが、平成27年には男性約192万人、女性約400万人まで増えています。
高齢者の一人暮らしには、「認知症の進行」「孤独死、孤立死」「生活意欲の低下」「詐欺などの犯罪による被害」などの問題があります。これらの問題を未然に防ぐためには日常の些細な変化を知ることが必要で、「ひとり暮らしのおまもり」のように低価格で利用できる高齢者見守りサービスに注目が集まっています。
ひとり暮らしのおまもり
https://hitori-omamori.jp
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