乾燥が気になる季節となり、多くの人が様々な肌悩みを抱えていると思います。
ニキビやニキビあと、乾燥やシミ・毛穴など、肌トラブルはつきません。
肌トラブルで困ったときに皆さんはどのような選択肢を取りますか?
自分で症状を判断して市販の塗り薬を買う人、放置する人、SNS上でばずっている商品を片っ端から試してみる人。
情報が発達している今、選択肢は色々あると思いますが、SNS上の情報は玉石混交、肌トラブルの初期段階で正しい処置をすることで治りの速さや痕の残り方などは大きく変わってきます。
株式会社ミュール 新ブランド『ケアテア』誕生ストーリー
今回は従業員全員看護師の免許を持つ、株式会社ミュールが自社の化粧品ブランド『ケアテア』生み出すまでのストーリーを、ミュールの大島絵美社長と、従業員のはるさんにインタビューしてきました。
ケアテアの誕生ストーリー
たまご:ケアテアが生まれたきっかけを教えてください。
絵美さん:看護師として働き、不規則な生活などで体調を崩し、休職して美容に転職、自分がもともと好きだった美容の道に進みました。美容クリニックで外科的なこと、皮膚科的なこと、美容医療について学んでいくと、自分は形を変える整形よりも皮膚を整える皮膚科に興味があることに気づきました。
絵美さん:お客様とスキンケア習慣のお話をしたり、クリニックでのケアを見ていると、過剰なケアから肌トラブルを起こしている人がいることも知りました。
絵美さん:根本的に肌トラブルを改善する方法として、生活はもちろんですが、自宅で行えるスキンケアを継続することで、肌のトラブルは改善できるのではないか、と基本に立ち返りシンプルなスキンケアが大事であることに気づき、当時皮膚科で働いていて出会ったワセリンで商品化しました。
摩擦を起こさない・保湿・紫外線予防・洗いすぎない
たまご:長年皮膚科の看護師として働いてきた絵美さんから、ぜひ今日からでも気をつけたい肌ケアについて教えていただきたいです。
絵美さん:弊社が商品を開発する際にテーマにしていることが4つあります。①摩擦を起こさない②保湿をする③紫外線予防④洗いすぎないの4つです。
絵美さん:ニキビは潰さない。タオルでゴシゴシ擦らない。肌を過度にいじらないことが大事です。これらを継続すること。これを元に商品開発を行っております。
絵美さん:前回出したクリームで保湿と摩擦を起こさないを実現しており、2023年7月頃リリース予定の日焼け止めは3つ目の紫外線予防に特化した商品です。
たまご:専門家の方々の貴重なご意見ありがとうございます!肌が痒いと無意識のこすってしまうので肌トラブルが発生したら自己流ではなく、一旦立ち止まるように気をつけます。
絶対に誇大広告はしない 看護師として責任感を持って情報を発信します
絵美さん:今の時代って化粧品やその他の美容グッズにしてもSNSでたくさんの広告が流れていると思います。このサプリを飲んだら1ヶ月で◯キロ痩せる!とかこのクリームさえ塗ればニキビが消える!みたいな。情報が玉石混交です。そんな魔法のような商品あるわけないのに、本当に悩んでいる方こそ騙されて買ってしまいます。
たまご:私も昔何個か引っかかりました(泣)ダイエットサプリしばらく飲んでました(笑)
絵美さん:私は現場を見てきた看護師なので、それらの広告を見つけるたびにやきもきしていたんです。売るために出す広告で消費者を騙している広告はまだまだたくさんあります。
絵美さん:本当に肌荒れなどに悩んでいる方はその広告にすがる思いで買っているのに、酷い裏切りです。だから私が出す商品の広告では絶対に誇大広告はしない。ちゃんと正しい情報を届けたい。そこは看護師の責任感を持って行っています。
絵美さん:広告も自社で、SNSでの発信もすべて誤情報を発信しないように気をつけています。
たまご:看護師の資格があるからこそできることですね。とても信頼できるなと思います。
一つのロールモデルとして『私を見て』
たまご:絵美さんとはるさんのお互いの印象を教えてください。
はるさん:経営者というのはときに孤独なものだと思うんです。というのも私は一社員ですから、成果だけでなく経過も誰かに評価してもらえる環境にいます。それに対して経営者というのは結果がすべて。その過程を褒めてくれる人は少ないですし、結果が出る(商品の売上が上がる)までは目に見えた成果もありません。そんな中でいつも孤高に戦っている姿をとても尊敬しています。
たまご:私も定期的に褒められないとやる気をなくしてしまうタイプなのでとてもわかります。いつも経営者の方ってプレッシャーで消えたくならないのかなとふと考えるときがあります。すごいですよね。
絵美さん:私ははるさんの行動力を尊敬しています。クリニックを経営していたときに、最終的にメンバーが4人になってしまったんです。それでもはるさんは受付も経理もすべて一人でやってくれていました。
絵美さん:それからはるさんの面白い話があって、はるさんはプレゼン資料を作るのが得意で、過去に会社で『自分の給料を上げるべき理由』という資料を作って上司にプレゼンしたこともあるそうです。
たまご:給料を上げる理由のプレゼン資料ってすごいですね!はるさんも看護学校の卒業生ですが、看護学校生活は大変でしたか?
はるさん:すごくきつかったですね。何度も辞めるか悩んだ時期がありました。看護学校にも3年と唱えながら通っていました。でも今思えばそれがすべてではなかったとも思います。
はるさん:最近弊社のインスタアカウントに看護学生の方からDMが届いたんです。現状が辛いことや今後の働き方についての相談をしてくれました。すごく気持ちがわかるので、看護師の働き方は多様化してきているし病棟だけが働く場所ではないと、お送りしました。選択肢の一つとして『私を見て』と今は思っています。
たまご:絵美さんとはるさんは今後看護師を目指す人たちの未来を明るくするロールモデルのようですね。
ケアテアのモチーフは「たんぽぽ」
たまご:今回、これまでの取り組みも踏まえつつ、ケアテアのコンセプトを説明するページを新たにつくったというお話を伺いました。こちらに取り組んだ経緯を聞かせていただけますか?
はるさん:これまで行った企画や、クラウドファンディングを実施していくなかで、私たちがやっていること、私たちが大切にしていることを、ユーザーの方に改めて知ってほしい、という想いがまずあったんです。
はるさん:こういった形で、私たちのことを取り上げてもらって、新しいお客様と出会えることも光栄なんですけど、今まで支えてくださった方々に対しての取り組みも同時に強化していきたいな、と思って。
たまご:お買い上げいただいた方に、手書きでメッセージを送っていたとおっしゃっていましたね。
絵美さん:さっき話した広告の話ともつながるのですが、誇大広告はしない!とはいえ、まったく広告を打たないわけではないので、自社として発信をすることは継続していきます。
絵美さん:でもその一方で、いちばんの本当の言葉って、実際にケアテアを愛用してくださっている方々からの声だと思うんですよね。
たまご:愛用者の方の反応が、いちばん信頼できますもんね。
絵美さん:私たちがやっていること、ってなんだろう?っていう、そもそものお話に立ち戻ったときに、単にいいものを提供するというだけじゃなくて。
はるさん:ひとりひとりのお客様と向き合うとか、寄り添うとか、いっしょにつくりあげるとか。いままでも、モノ以外で結果的に提供できていた価値がたくさんあることが、話し合いを重ねる中でわかってきて。
たまご:アンケートの反響が予想以上だったというお話も伺いました。
はるさん:もちろん作り手として、製品の品質にこだわることは大前提なんですけど、伝えたいメッセージだとか、私たちの想いだとか、そういったところについてもわかりやすく伝えていくことで、いまのお客様にとっても、これから出会うお客様にとっても、「ケアテアらしいよね」と言ってもらえるように、これからの活動の指針を共有できたら、と考えています。
絵美さん:一方で、コンセプトのページをつくるといっても、いままでやってきたことの延長線上でしかなくて。
絵美さん:ただ、想いを文字にして、価値観を共有できるようにすれば、さっき話したように、「らしさ」が、より伝わりやすくなると考えています。
たまご:「らしさ」を伝えるための、愛用者の方へのメッセージのようなものだと。
絵美さん:はい。それに伴って、ブランドのイメージを共有するためのモチーフは「たんぽぽ」にしたんです。
たまご:たんぽぽですか?
はるさん:半年くらい前から社内でミーティングしていくなかで、浮かび上がってきたキーワードがいくつかあって。たとえば、「世代を越えて」とか、「受け繋がれていく」とか、「ぬくもり」とか、「カタチを変えた看護」とか。この全部の要素をぜんぶ含んでいるモチーフってなんだろう?と考えたときに、「たんぽぽの種子」って言葉に、私たちの想いが集約されていると感じました。
たまご:なるほど。たんぽぽって、なんだかやわらかくて、やさしい印象ですし、触り心地もいい。看護という言葉の意味にもつながりますもんね。
はるさん:はい。世の中にたくさんのスキンケアブランドがあるなかで、私たちがやるべき理由、私たちじゃなきゃ出せない価値を棚卸しして、これからの取り組みに反映していきたいと考えています。
たまご:すでに取り組みとして、具体的に検討されている企画ってあるんですか?
はるさん:ケアテアの価値をより深く知っていただくために、アンバサダー制度を取り入れようと、いま動いています。
はるさん:「たんぽぽの種子」をモチーフにしていることとも重なるのですが、今まで支えてくださった方にもメリットがあるように設計しています。今後は愛用者の方を中心にして、お客さま、私たちの間でのつながりをさらに深めて、関係の持続性を強化していけたらなと思っています。
タイムリーにお客様の声が届く場所
たまご:現在お二人は『ケアテア』という名前のアカウントでTikTok動画を日々更新していらっしゃいますが、TikTokのアカウントは今後どのようなアカウントに成長させていきたいですか?
絵美さん:私達は店舗がないので、SNSが皆様との唯一の繋がりの場です。だから今後もご購入者の方々と頻繁にコミュニケーションができる場であり続けたいなと思っています。
絵美さん:今までもSNSではアンケート調査を行ない、新商品開発にモニター様として参加していただきリアルな声として反映させていただいてます。
絵美さん:もちろん、できることやできないことはありますが、できる範囲でユーザー様の声が届き、改善したり努力し続ける組織でありたいなと思っています。
たまご:タイムリーにお客様の生の声が届く店舗、素敵ですね。
絵美さん:あとは、やっぱりどんな人たちが商品をどんな想いで届けるのかって、今の時代にはとっても大事な気がします。最初は抵抗のあったTikTokですが、短い動画で私たちの雰囲気や人柄がわかりやすいのかなと思って、今は自己紹介・ブランド紹介のつもりで、今後もゆるりゆるりと更新を頑張っていきたいと思います。
たまご:会社として今後の展望はなにかありますか?
絵美さん:会社を立ち上げたときから基礎にしているのは『ITという手段を使って看護を広めていきたい』という言葉です。病棟にいなくても看護師はできるというのが私たちが広めたい新しい考え方です。
たまご:ITのちからで看護の仕事に新しい選択肢が、その先駆者になるブランドとしてケアテアが世界に広がっていく未来が見えます。
2023年7月頃、日焼け止め新発売!
たまご:ケアテアの新商品についてPRお願いします!
絵美さん:ケアテアの4つ目の軸である『紫外線防止』をテーマに日焼け止めを発売します。
絵美さん:今回も資金調達・テストマーケティング・認知拡大のため、クラウドファンディングを行います。公開は1月中旬頃を予定しております。
たまご:御社は今までのクラウドファンディングも大成功を収めていらっしゃいますもんね。
絵美さん:一番たくさんの方にご支援いただいたもので『ハンディー』という商品が目標比419%で達成いたしました。日頃ご支援いただいているお客様には感謝しています。
たまご:毎度話題を呼ぶ御社の新しいクラウドファンディングが楽しみです!
ケアテアラインナップ商品紹介
手肌と地球にやさしいハンドクリーム<50mL>
手荒れは切っても切れない職業病の私たち。
本当にやさしくシンプルな成分で、今まで何人ものハンドクリームジプシーの方を救ってきた50mLハンディサイズ。
ワセリンベースで、旅行用にも持ち運び便利。1本あると、何役にもなる優れもの。
たっぷり使える大容量サイズ<500mL>
赤ちゃんからキッズ、家族みんなで保湿する習慣を。
保湿は劇的に良くなるというよりは「予防」のために日々継続することが大切です。
マタニティから、ベビー、キッズ、家族みんなでスキンケアスキンシップを!
ケアテアSソープ90g『SEA SALT SOAP』
「肌と地球にやさしい」コンセプトのもとECO活動に力を入れ、売上の一部を社会貢献団体や環境保護団体に寄付してきたことから、ハワイ州NPO法人「Aloha Ocean Plus」様と共同開発で寄付型コラボ商品を展開。
ハワイ産の海塩を30%配合で、不必要な汚れと油分を落とし、洗い上がりがしっとりさっぱり!
添加物が一切入っていないので、敏感肌の方でも低刺激でお使いいただけます。
ケアテア SNSアカウント
TikTokアカウント | @care.te.a.jp |
インスタアカウント | https://www.instagram.com/care.te.a |
Twitterアカウント | https://twitter.com/care_te_a |
YouTubeアカウント | https://youtube.com/channel/UCbvPUxgpd4oF-98wVFham8w |
Note | https://note.com/ns_project2019 |
公式LINE | https://lin.ee/coCvZkc |
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