日焼け止めの使用期限は開封から約1年とされている場合が多いです。
しかし、それらは正しく利用しかつ、日焼け止めのメーカーがどの程度かと保証している場合に限ります。
こちらの記事では、使用期限を過ぎてしまった日焼け止めのリスクと、それらの防止方法について具体的に記載していきます。
日焼け止めの使用期限とは?
日焼け止めは、夏の必需品とも言えるアイテムですが、使用期限については意外と知られていないことが多いです。
日焼け止めの使用期限は、容器や包装パッケージに記載されていることが一般的で、通常開封してから1年間が目安とされています。
使用期限切れの日焼け止めを使うと、皮膚炎や本来防ぐはずだった日焼けのリスクが高まる可能性があります。
古くなっているかどうかはニオイや見た目の質感(テクスチャ)、変色などで判断することができるため、注意が必要です。
気になる場合は開封時の色合いなどを記録しておくとよいでしょう。家置きの場合は開封日をペンなどで記録しておくのも手です。
また、基本的には1シーズン。長くとも2シーズンで使い切る様にすることができれば、期限を気にすることなく使えます。
これらは基本的に気を付けるべき内容で、個々の商品においては別の記載がある場合がありますので、よくパッケージや公式ページを確認してみるとよいでしょう。
また、品質に変化が見られた場合は直ちに使用を中止しましょう。
未開封に関しては通常3年程度品質は保たれますが、温度の変化にはくれぐれも注意しましょう。化粧台で保存する場合も日の当たるところは避けてなるべく同じ温度に保てることが大切です。
日焼け止めの期限が切れた場合のリスクは?
日焼け止めの使用期限が切れた場合、そのリスクは意外と高いものがあります。
スキンケアにおいて「大丈夫だろう」というのはせっかく行っている他のケアも含めてマイナスに働いてしまう可能性がある為、とにかく注意を怠らないようにしましょう。
使用期限が切れた日焼け止めで最初に想定できることは、紫外線からの保護効果の低下です。
成分が分離してしまうことで、塗りムラができやすくなり、UVカット効果に影響が出ることもあり、同じように塗ったにも関わらあず効果がばらばらという事態も想定できます。
将来的なしみのリスクになる可能性もあり、一見しただけでは効果のムラがわからない可能性もあるのが非常に厄介です。
次に、もっとも気を付けなければならないリスクは皮膚への影響です。
使用期限切れの日焼け止めは、皮膚炎やアレルギー反応、または痛みを引き起こす可能性を含んでいます。
成分が分離して変わってしまったり、様々な要因が考えられますので、成分表などの注意事項は特に確認しておきましょう。こういった場合メーカー公式サイトなどでは使用期限の切れたものに対する細かいリスクが記載されていません。
また、直塗りタイプのスティック型などは、菌の繁殖が確認されることがあるため、ふき取りなどに注意しながら使うことが重要です。
日焼け止めが劣化すると、水っぽく変化したり、油臭いニオイがすることがあります。このような変化が見られた場合は、ただちに使用を控えるようにしましょう。
こうした期限切れの日焼け止めは捨てずに別の活用方法として、成分を利用して小物の汚れ落としや掃除に使うなどの方法も、提案されていることがあります。
これらはメーカーが推奨する使い方ではないので、事前に何の代わりとしてつかうか、どの成分が必要かなどを検討の上自己責任で行いましょう。
繰り返しですが、皮膚炎などが起こってしまった場合、そのシーズンを通して守ってきたお肌が台無しになる可能性があり金額以上のリスクを抱える可能性があります。
使用に違和感を感じたらまず、使用を中断することを心がけましょう。
【紫外線によるデメリットとメリット】体への影響は日焼けだけではない→
日焼け止めの保管方法と注意点
日焼け止めは使用の際に限らず、保管にも注意が必要です。以下、日焼け止めの保管方法と注意点について詳しく解説します。
基本的に日焼け止めは直射日光や高温多湿を避ける必要があるとされています。その為、棚やボックスに入れておくことが適切です。また、冷蔵庫での保管は品質を損なう恐れがあるためNGとされています。
日焼け止めは、直接指でとったり、スティックタイプは皮膚に塗りこむため雑菌が繁殖しやすい物です。使用後は容器の口元をきちんとふき取り、キャップをしっかり閉めることで、菌の繁殖を防ぐことができます。
これらは品質管理にもつながりますので、時間がない場合でも一日の終わりだけでも必ず実行するようにしましょう。
また、使用期限に対するチェックリストは下記のようになります。
- 製品に記載された使用期限の日付や印をチェックする。
- 購入日をマーカーで書いておく。
- レトロなパッケージの日焼け止めなど、古いものは使用を避ける。
- 使用期限が明確に示されている場合、その日を過ぎたら絶対に使わない。
これらに加え基本的な保存方法もおさらいしておきましょう。
- 製品を直射日光や熱にさらさない。
- 外に長時間いる場合は、日焼け止めをタオルで包み、日陰に置くか、クーラーボックスにしまう。
さらにスプレータイプは噴射剤として可燃ガスが使用されていることがあるため、捨てる際にはガス抜きを行う必要があります。
保管の際、ごみ捨ての際にも注意をし、それらが無理な場合はスプレータイプの使用を控えるように心がけましょう。
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