美容整形をカミングアウトするインフルエンサーや芸能人が増え、整形が身近なものに感じられるようになりました。
『美容整形に興味がある』『一度は行ってみたい』そんな人もいるのではないでしょうか。
しかし、高額な費用をかけて失敗したら怖いですよね。
一度整形をしてしまうと、簡単には元には戻せないためクリニック選びはとても重要です。
『いろいろ調べてみたけど、情報がありすぎて何を信じていいのかわからない』
そんな方のために、美容外科クリニックで長年看護師をしているAさんに、整形や美容医療について伺ってみました。
インタビュー日時:2021年5月
- 目を大きくしたい場合、手術の種類はいくつくらいあるの?
- 二重整形・目頭切開などの美容整形はどこまで安かったら危険と判断すべき?
- 整形をはじめてしまうとやめられないって本当?
- 美容整形にハマりすぎて狂っちゃってる人のエピソード
- 一番高額の整形箇所ってどこ?
- 整形を安くすませる方法はある?
- 整形に乗り出す前にできるもっと手軽な美容法は?
- 一番失敗や満足いかない結果になりやすい整形箇所は?
- ダウンタイムってどれくらい痛いの?期間の長さはどのくらい?
- 整形をするのに適正な年齢は?若すぎる整形は辞めたほうがいい?
- 整形したい女の子がみんな韓国に行くのはなぜ?
- 美容整形外科の男の先生たちがインスタやってるやつ、あれって正しい情報なの?
- 整形に向かない人の性格はある?
- 美容ナースが注目している新しい治療は?
- 編集後記
目を大きくしたい場合、手術の種類はいくつくらいあるの?
ノア(以下N):本日はよろしくお願いします。私も美容整形の話は興味があるので、働いている看護師さんから美容クリニックの事を聞けるのは楽しみです。まずは、読者の皆様に自己紹介をお願いします。
看護師A(以下A):はじめまして、看護師のAです。20代は総合病院に勤務していました。そのあと、一院を経験して個人の医師が開業している美容外科クリニックで働いています。
N:美容外科クリニックがはじめての人や、整形に興味がある人からたくさんの質問をいただいています。中でも多かった質問をいくつかピックアップしていきますね。
N:質問の中で一番多かったのは、目を大きくする手術についてです。詳しく教えてください。
A:目を大きくする手術でいうと、一重を二重にする手術があります。埋没法という手術で、まぶたに糸を通して二重のラインをつくる手術です。埋没法は、糸を使用して二重を作る切開しない手術のため、ダウンタイムが少なく人気の治療です。
N:私の年上の知り合いで埋没法で二重にした人がいます。目元が変わると別人になりますよね(笑)
A:若年層に人気の手術ですね。アイプチをして二重にしていた人は、朝の化粧前の準備が楽になりますし、化粧をしてしまえば整形しているのは男性にはバレないかも(笑)
N:整形をバレたくないって人はまだまだいるので、バレたくない人にはおすすめですね。
A:もしデザインが気に入らないという場合でも、埋没法ならやり直しができることも魅力の1つです。
N:実際埋没法をうけてみて、『やっぱり似合わなかった』『二重のデザインが気に入らない』そんな時にやり直しができるなら少し安心しますよね。
A:埋没法後のやり直しの手術をうける場合は、クリニックによって保証期間や費用が異なるため確認しておくと良いかと思います。
A: その他、埋没法をうけた際に注意してほしいのは、過度に目をこすったりしないことです。糸がゆるんでとれてしまう場合があるため気を付けてください。
N:埋没法をご希望の方は、目はこすらないように注意ですね。
N:埋没法の他に目を大きくする手術はありますか?
A:余分な脂肪や皮膚を切って二重のラインを作る切開法があります。埋没法は糸がとれてしまう場合があるので、切開した方が埋没法より永久的な二重ラインが作れます。
N:どんな人が切開法を選択するのでしょうか?
A:まぶたが重かったり、アイプチのしすぎてまぶたの皮膚がのびてしまっている人、埋没法では理想の二重にならない人は切開して二重にするという選択になります。
N:アイプチやアイテープのしすぎもまぶたに負担がでるということですね。
A:アイプチをしすぎて、まぶたの皮膚がたるんでいるの若年層の方もいらっしゃいましたよ。
N:まさかアイプチでまぶたの皮膚がたるむとは思わないですよね。
A:目の周りの皮膚はデリケートなので、気をつけていただきたいです。
N:では、切開法のデメリットはありますか?
A:まぶたを切るのでダウンタイムは埋没法より長くなります。ですが、しっかりした二重を作るにはおすすめの手術ですよ。
N:二重にするのもいろいろな手術があるのですね。二重手術以外に目を大きくする手術はありますか?
A:つり目の人がたれ目にする手術(たれ目形成・グラマラス形成)をして、白目が見える範囲を増やすことで目を大きく見せたり、目頭を切開して目の横幅を大きく見せる手術(目頭切開)があります。こちらの手術も切開するのでダウンタイムは埋没法より長いです。
N:いろいろな手術方法があるのですね。自分がどんな手術が良いかは、自分で選ぶことができるのですか?
A:クリニックの医師にみてもらって、理想の目になるためにどんな手術が適応するのかを見てもらった方が良いと思います。埋没法を希望してもまぶたの脂肪が重くて、埋没法だけでは理想の目にならない場合もありますし、理想の目元になるためには、手術を組み合わせる必要がある場合もあります。
二重整形・目頭切開などの美容整形はどこまで安かったら危険と判断すべき?
N:町の広告で、二重手術が安く出ていますよね。
A:注意してほしいのは、実際にカウンセリングに行ったら手術費用に加えて麻酔代や薬代をとられて、結局高い手術費用になってしまったというパターンもあるようです。
N:安いに越したことはありませんが、安ければいいというわけではないみたいですね。
N:安いクリニックを選択する場合にAさんだったらどんな事に気を付けて手術をしますか?
A:私だったら経験がある医師か確認してから手術をうけます。今は医師がSNSで情報発信していたり、クリニック内で担当医師が手術した症例写真を見せていただくこともできるため、そこで技術確認しますね(笑)
N:担当医師の手術の症例写真が見たいと言ったら見せてくれるものですか?
A:私が働いていたクリニックでは、そのように声をかけらえる場合があったためモニターさんの症例写真を見せていましたよ。手術後のダウンタイムやイメージも共有しやすかったです。
N:見せられないと言われたら?
A:担当の先生が、自分が希望している手術の件数を多くうけておらず、症例写真がない場合がありますね。
N:その時点で、先生の経験の有無がわかるかもしれないってことですね(笑)
N:手術内容は同じなのに、なんで金額がクリニックによって異なるんですか?
A:技術に自信がある・人気なクリニックは手術費用が高額な場合があります。
N:技術と金額は比例するということでしょうか?
A:美容外科は自費診療なので、金額の設定が自由にできるため、そういう傾向にあるのかなと感じます。
N:手術費用の金額に関係なく、目の手術でおすすめのクリニックはありますか?
A:医師との相性があると思うので、一概にここが良いという事は言えないですね。安いクリニックでも高いクリニックでも、やはり医師との相性は大切ですし、安いクリニックでも上手な先生はたくさんいますよ。
A:なりたいイメージをしっかり伝える事、医師がそのイメージをくみ取れるかが大切なので、カウンセリングにあまり親身になってくれない医師はおすすめしないです。親身に聞いてくれたり、本当に自分にあった手術だけを提供してくれる医師やクリニックを選択したら良いと思います。
N:たしかに人間同士なので、相性は大事ですよね。一度カウンセリングに行ったことがありますが、先生から十分な説明がなかったクリニックがあります。あとは、スタッフの過度なセールストークを断るのが大変でした。
A:いろいろ買わせようとしたり、無理やり手術を契約させようとするクリニックも注意してください。
A:いくつか無料カウンセリングへ行ってみても良いと思います。いろいろな医師やクリニックがあるからおもしろいですよ。でも、押しに弱くて契約してしまったという人もいるので、断れないタイプの人であれば、事前によく調べてからカウンセリングへ行くことをおすすめします。
N:遠方でカウンセリングに行けない人はどうすれば良いですか?
A:オンラインカウンセリングをやっているクリニックもありますよ。遠方の人はオンラインカウンセリングを活用してみるのもおすすめです。
整形をはじめてしまうとやめられないって本当?
N:1回整形すると何回も整形する人がいるって聞きましたが、実際のところはどうなんですか?
A:整形した人に聞いた話だと、1回整形をするとその他の部位のコンプレックス箇所が気になってしまうと話していました。
A:時代にあわせて流行っている目や鼻の形があるので、それにあわせて再手術をする人もいます。
N:綺麗になることは女性の永遠のテーマだと思うので、綺麗になることにはまっちゃう気持ちはわかるかもしれません。
A:年齢を重ねると全体的に顔や体も老化するため、手術した部位だけ若々しくて浮いてしまったり、メンテナンスが必要になってくる場合もあります(笑)
N:綺麗を保つということは、大変なんですね。
美容整形にハマりすぎて狂っちゃってる人のエピソード
N:美容整形にくる人で、今までインパクトがあった人はいますか?
A:20代が札束で一括払いはたまにあります。
N:20代でですか?お金持ち!
A:鼻の手術をしている人は、何回も修正手術する人が多いなと思います。
A:こんなインフルエンサー・女優の鼻になりたいという希望が多いんですよ。手術した後、整形部位が気に入らなくてカフェに行くような頻度で来院してくる人がいました(笑)
N:高いお金払って整形しているから、理想通りにならないと不満になる気持ちもわかります。
A:感染などで処置が必要な場合は来院が必要ですが、それ以外はダウンタイム中に何度も来院されても経過を見ていくしかないんですよね。
N:なるほど(笑)
A:整形や修正手術を繰り返していて、もう辞めた方がいいのではないか?と思う人もいますよ。医師や看護師から辞めるよう提案しても、助言を押し切って修正手術をして、結果やらなければよかったと後悔する人もいます。
N:時には人の助言を聞くことも大切ですね。
A:安易な考えて整形を検討することは、おすすめしません。厚生労働省も美容医療をうける前の注意事項をのべています。整形するにはなんらかのリスクがあるという事を、念頭においてから整形にのぞんでほしいです。
一番高額の整形箇所ってどこ?
N:整形の中で高い整形箇所ってどこですか?
A:顎や頬などの顔の骨を切って顔の輪郭を形成する骨切り手術、男性から女性、女性から男性の体を作る性転換手術は、全身麻酔で行う大きな手術の場合が多くリスクも伴うため金額も高い傾向があります。
N:骨を切るって話を聞くだけで怖いですね。
A:骨切り手術や性転換手術は、手術までに検査があったりカウンセリングも回数を重ねるため準備期間も長いです。手術時間も経過観察も長い時間がかかるため、医師と二人三脚ってイメージですね。
N:高額な費用がかかっても、治したいという人もいますよね。
A:整形によって自分の人生がより良いものになるなら、私は整形は否定しません。
整形を安くすませる方法はある?
N:高額な整形とは逆に、整形を安くすませる裏技って何かあったら教えてください。
A:施術個所を少なくすることはそのまま費用を抑えることに繋がります。
N:あれもこれもと欲張ると高額な費用になるということですね。
A:あとは、医師の助言を聞かずに本来やらなくても良い整形をうけていたり、希望の整形以外にうけた方が良い治療をうけず、後々治療を追加する人は整形費用がかさむ場合があります。
N:やらなくて良い整形ってなんですか?
A:希望の整形部位より、ほかの部位を改善した方がよい場合もあるんですよ。人にはそれぞれ似合うパーツのサイズや形がありますので。
N:ここを整形した方が綺麗になるって部位が客観的にみて違うということですね。
A:例えば鼻だけ整形して高くしたとしても、おでこに丸みがない人だどアバターみたいな顔になってしまうんですよ。なので、鼻を高くした場合おでこにまるみを出すヒアルロン酸注入や脂肪注入をした方がバランスが良いという人も中にはいます。
N:鼻だけ整形してバランスが悪くなった事例ですね。
A:施術希望箇所を医師に伝える際に、医師側の意見も聞くことです。 例えば可愛くなりたくて美容整形を行うのであれば、医師の視点とご本人の視点は異なります。 本人側の見立てと医師側の見立てが違う場合に、顔の作りについての話をしてくれるので、改めてご自分の整形目的について考えることができます。
N:たしかに客観的な意見って自分の意見と違う場合がありますよね。
A:美容外科では様々な顔の特徴の方を形骸的に捉え、執刀医も平均値と特徴を長年の経験で捉えています。 ですので、この顔の形の人は一か所だけ直すならココというアドバイスを客観的に判断しやすい職業ではあると思います。 この前提でどこを直すと効率がいいのかというのをご相談いただけるとこちらも応えやすいです。
N:自分のなおしたい部分だけ整形すれば、可愛くなれるのかと思っていました(笑)
A:本人は顔や体の一部分しか見ておらず、顔や体のパーツのバランスをみていないんですよね。先ほどの事例でも、本人は鼻を高くすれば理想の顔になると思っていたんですよね。本来、高い鼻が似合うためのその他のパーツが揃っているから鼻が高くて綺麗に見えるのです。その人は後程追加で治療をしていたので、費用かさんでましたね(笑)
N:最初からアドバイスを聞いておけばよかったという事ですね。
A:これは私のクリニックでの体験談ですが、ご本人の希望で医師の反対を押し切って埋没法で二重の幅を広くした人がいました。でも、その人の顔に二重幅があっていなくて不自然になってしまい再手術をした人もいましたよ。
N:整形しても可愛くならないパターンってあるんですね(笑)
A:人は皆、骨格も脂肪の付き方も全員違うので誰かになるのは難しいです。
N:たしかに憧れの顔や体形に近づけたとしても、その人と同じ顔や体にはなれないですよね。
A:人間は欲深いので、どんどん欲がでてきます。自分の理想のゴールをどこにするのか決めておくと良いでしょう。あれもこれもと考える前に、美容外科医からアドバイスを聞くことはとても重要ですよ。もちろん患者様の希望が第一ですのであくまで相談とアドバイスという風に捉えていただきたいです。
N:整形もバランスが大切ってことがわかりました。
整形に乗り出す前にできるもっと手軽な美容法は?
N:よく鼻を高くする方法や顔を小さくする方法みたいな動画がのっていますが、整形する前に自分で努力できることってありますか。美容ナースがおすすめする手軽にできる美容法があったら教えてほしいです。
A:美容法ではないかもしれませんが、食事・運動・睡眠などの生活習慣の改善や、スキンケアの見直しがおすすめですね。
N:なるほど。美は1日にしてならずということですね。
A:整形希望でカウンセリングに来る人の中には、肌荒れしていてボロボロの人や、食事がお菓子ばかりで肥満体形の人がいました。痩せている事がいいわけではないのですが、お顔がほっそりするだけで顔のパーツもそれぞれ引き立ってくるので、運動を日常に取り入れるなどの自分でできることもあるのではないかと思います。
A:生活習慣を正すことで、肌荒れが改善する場合もあります。もちろん、努力したけどどうにもならないって人もいると思うので一概には言えないですけど、綺麗な人のほとんどは陰ながら努力していますよ。
N:整形を考える前に今一度、自分の生活について考えてみたいと思います。
一番失敗や満足いかない結果になりやすい整形箇所は?
N:リスクの高い整形ってありますか?
A:手術時間が長い手術や、同じ部位の2回目の手術の場合は満足のいかない結果になる場合があります。
N:なんでですか?
A:まず手術時間が長いということは、リスクが高いという事です。そして、同じ部位を2回手術するということは本人の望む期待値が高いという事と、一度手術しているため、皮膚や内部の組織の傷の治りが悪い場合があります。
N:修正手術は慎重になる必要があるということですね。
A:再手術の場合は、費用も高くなる場合があります。時には、断られることも…
N:リスクの高い手術は、クリニック側もお断りってことですね。
A:リスクの高い人を手術するのは、トラブルになるケースがあるため、最初から受けないというクリニックもありますよ。
ダウンタイムってどれくらい痛いの?期間の長さはどのくらい?
N:整形をするうえで、気になるのがダウンタイムですよね。なるべく周囲に整形した事がばれたくないって人もいるため、ダウンタイムの期間を教えてほしいって質問がありました。
A:ダウンタイムは手術した部位によって異なります。そして、腫れやすい人と腫れにくい人もいて体質によってもダウンタイムの長さは違うのかなって感じです。
A:埋没法だと、腫れのピークは術後3日くらいですかね。1週間程度でだんだん腫れや内出血も落ち着いてきます。でも、中には1週間で腫れがおさまらない人もいるため、1か月はダウンタイムとしてみてもらってました。
N:1か月ってとても長いですね。
A:鼻の手術だと、手術の術式や内容によりますが、完全には腫れやむくみがひくまで3か月~6か月かかるとお伝えしていました。こちらはクリニックによってもダウンタイムの期間のとらえ方が異なるようですので、参考程度でお願いします。
A:よくあるのが、術後1週間くらいで気に入らない・腫れていて心配と連絡がくるのですが、腫れるのは当たり前です。
N:そうですよね、プチ整形も整形ですもんね(笑)
A:いろいろなSNSを見て、自分だけダウンタイムが長いのでは?もしかして、失敗したかも…と思ってしまう人が多いかと思いますが、とりあえずダウンタイム中に神経質になると傷の治りも悪くなるので、あまり考えすぎないようにしてほしいです。
N:ダウンタイムを助長させるものって何かありますか?
A:術後の入浴・運動・飲酒は血流が良くなって、腫れが長引く原因になりますので、控えたほうが良いです。クリニックから術後の注意事項については説明があるかと思います。説明がないクリニックは気を付けてください。
A:あとは手術部位の刺激を避けることですかね。鼻の手術後は、鼻が曲がらないようにうつぶせ寝をしないようにしてもらっていました。うつぶせで寝るのが習慣の人は、医師へ相談してみましょう。
整形をするのに適正な年齢は?若すぎる整形は辞めたほうがいい?
N:整形って何歳からできるのですか?
A:今は小学生でも埋没法の二重手術をうけられる人もいますよ。ただ、クリニックによっては小学生や中学生は受け入れていないところもあるため、確認をしてからカウンセリングへ行く事をおすすめします。
N:顔について周囲に嫌な事を言われた人やコンプレックスがあって前向きになれないって人が、整形によって少しでも明るい気持ちになれることは良いことですね。
A:お子さんが容姿で嫌な思いをするのではないかと心配をする親御さんもいらっしゃいますよ。中には、自分が幼少期に容姿の事で嫌な思いをして自分の子供にはそういった思いをさせたくないという人もいます。
N:最近、子供脱毛サロン聞いたことがあります。
A:それも親御さんが毛深くて悩んだから、子供には脱毛させたいという想いがあるから需要があるのかと思います。
N:プールや体育の授業でムダ毛は気になって授業に集中できない気持ちはわかります。
A:未成年のうちは、親の同意が必要になってきます。ですので、親御さんとよく話し合って整形をするか検討してください。
整形したい女の子がみんな韓国に行くのはなぜ?
N:そういえば、なんでみんな整形するために韓国に行くのですか?
A:韓国は美容大国といわれているほど、美容整形をうける人が多いんですよ。美容外科クリニックが多くて日本より手術費用が安いため、日本人も韓国で美容外科手術をうけられる人が多いようです。
N:今は新型コロナウイルスの影響で韓国に行けなくなってしまいましたね。
A:韓国に行けなくなった影響でなのか、働いているクリニックでの美容整形は前年より増えました。
N:リモートワークで人に会う機会が減ったので、ダウンタイムを気にしなくて良くなりましたよね。
A:マスクで隠せますからね。
N:韓国で手術を受ける場合、気を付けた方が良い事はありますか?
A:気を付けてほしいのは、自分がどんな手術を受けたかしっかり把握してうけることです。
A:韓国で整形手術を受けた後、再手術のために日本の美容外科クリニックを受診する方もいます。韓国にいって再手術を受けるのは、時間も費用もかかりますからね。でも、再手術を希望される方の中には、驚くことに自分がどんな手術を受けたかわかってない人もいるんですよ。
N:例えばどんなことですか?
A:鼻を高くする手術を受けたけど、何が鼻にはいっているかわからないとか…
N:え!!そんな事ってあるんですか?自分の体に何が入っているかわからないって怖いですね。
A:英語や韓国語だから詳細がわからないではなく、自分がどんな手術を受けるか理解してからうけてほしいです。
美容整形外科の男の先生たちがインスタやってるやつ、あれって正しい情報なの?
N:最近よく美容外科の男性の先生がインスタライブをしているのをよく見かけますが、あれって正しい情報なんですか?
A:私は有名な美容皮膚科・美容外科クリニックの医師のSNSはよくチェックしていますよ。勉強になりますし、新しい美容情報がわかるので、個人的にはおすすめです。
N:最新の情報が得られるってテレビや雑誌を見るより早いですね。
A:ただ美容医療は医師によってさまざまな意見があるので、いろいろな医師の見解を聞いてご自身で判断されるのが良いかと思います。
A:インスタライブでおすすめしている商品があっても宣伝のために紹介している場合もあるので、私はいろいろ調べてから購入しています。
N:宣伝に惑わされないようにします。
整形に向かない人の性格はある?
N:この記事を読んで整形してみたくなったと思う人がいるかもしれませんが、整形に向かない人や整形することを辞めた方がいいなと思う人はいますか?
A:心配症の人や不安になりやすい人、神経質な人ですかね。
N:それはなんでですか?
A:ダウンタイムでは手術内容によって個人差がありますが、腫れや内出血が出現します。その時に、ダウンタイムの辛さに耐えられないと気分が落ち込んでしまったり鬱っぽくなってしまうので。
A:ご自身でメンタルトレーニングしてダウンタイムを乗り切れる状態にしておきましょう。
N:なるほど。ダウンタイムを乗り切るために、美容整形前には心を整える事も必要ですね(笑)
A:整形をした人のブログやSNSを見て乗り切ったという人もいましたよ。医師やスタッフが手厚くフォローしてくれるところもあるため、確認してみてください。
美容ナースが注目している新しい治療は?
A:国際美容外科学会の2020年12月に発表した調査によると、2019年は外科的手術も非外科的手術も2018年より7%以上増加していて、今後も美容外科の需要は高まってくるのではないかと言われています。
N:これからも美容外科クリニックに通う人は増えてくるかもしれませんね。美容ナースとしてAさんが注目している美容医療は何かありますか?
A:私が注目しているのは美容整形でないのですが、肌の若返りが可能な再生医療を取り入れた治療ですね。30代を過ぎてくると、お肌の悩みが増えてくるのでミドル世代には肌管理の美容メニューが人気なんですよ。
N:世代によって美容外科クリニックで人気のメニューが異なるという事ですね。再生医療で本当に若返りが可能なんですか?
A:再生医療分野では、細胞自体を若返らせることが可能とうたわれています。
A:最近SNSの影響で、ダーマペンが人気ですが、ダーマペンにプラスして幹細胞から抽出された【エクソソーム】を用いる肌の再生治療が今後人気が出てくるのではないかと思っています。
N:幹細胞は聞いたことがありますが、エクソソームって何ですか?
A:エクソソームは幹細胞から抽出される物質で、高い再生効果と修復効果が期待できるっていうすごい能力を持ち合わせていて、美容医療業界では注目されているんですよ。美容外科クリニックでも取り扱っているクリニックが増えてきています。
N:美容外科クリニックでおすすめのエクソソーム治療はありますか?
A:エクソソームをダーマペンや水光注射で導入することです。肌の土台から根本的にあらゆる問題を解決することが期待できるため、しわ・たるみ・くすみなどのエイジング問題にも対応できるのではないかといわれています。
N:美容外科ははじめての人や整形をうけるのに抵抗がある人は、手術でないライトな美容医療からはじめてみるのも良いかもしれませんね。
編集後記
今回は美容整形の魅力や裏事情についてインタビューさせていただきました。
美容整形によって自信がつき、生まれ変わったかのように人生が変わったという人もいます。
一方では、満足がいく結果が得られず整形によって後遺症が残った人もいるようです。
皆がやっているからと安易な気持ちで手術を受けることはおすすめしません。
自分の決断に責任をもち、リスクを覚悟したうえで美容整形をうけましょう。
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