『リンゴ酢はカラダに良い!』と聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
セレブの間で流行ったり、日本でもお酢ブームの時代がありました。現在は韓国発の飲むお酢『フルーツビネガー』など、美肌面では欠かせない存在になりつつあるお酢。
そんなお酢には『ニキビが治る』だったり『ダイエット効果がある』だったり様々な通説があります。実際のところどこまでが本当なのでしょうか。
この記事では、実際の効果やアレンジ料理などリンゴ酢の魅力ついて詳しくご紹介致します。
リンゴ酢
リンゴと酢と砂糖(蜂蜜)の3つの材料からできるリンゴ酢。
自宅で簡単に作れることから料理の風味付けやオリジナルドリンク、美容用など様々な用途で使われています。
そんなリンゴ酢はスーパーなどで売られていることが多く、水などで薄めて使用することでより飲みやすくなります。
酢と果実の組み合わせで有名なものだとリンゴ酢以外にもブドウ酢、ザクロ酢、クランベリー酢などがあります。
これらには、疲労回復効果のあるクエン酸と美容栄養素の代名詞ビタミンⅭなどが含まれています。
実際の効果は?
リンゴ酢には様々な以下の効果が期待できると言われています。
美肌効果
リンゴ酢と聞いて1番よく耳にする言葉は美肌効果ではないでしょうか。
『ニキビ改善』『日焼けダメージを和らげる』など様々です。ですが実はこれらには科学的な根拠がありません。
そのため肌質が絶対に良くなると言い切れないことは事実です。
ただしリンゴ酢には、抗酸化作用があります。
抗酸化作用は細胞の劣化を抑える効果があります。おそらくそれが原因で美肌効果があると言われるようになりました。
ニキビを改善する効果があるのかどうかは定かではありませんが、アンチエイジングケアとしての効果は期待できます。
またデリケートゾーンの黒ずみ対策としての効果も期待できます。
それは古い角質を落とす働きのあるAHAがリンゴ酢に含まれているからです。このAHAはピーリング剤や洗顔石鹸にも使用されている天然由来の成分です。
もしリンゴ酢を素肌につける場合は、必ず水などで薄めた状態でパッチテストを行った後に使用するようにしましょう。
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健康
美肌効果以外にも、安眠効果や骨粗鬆症対策などにも効果があります。
そもそも睡眠障害は夕食後の血糖値上昇が原因であることがあります。そのため快適な睡眠を促すためには、血糖値を下げることが必須です。
酢の成分である酢酸には血糖値の上昇を抑える効果があるため、夕食時のリンゴ酢はその後の睡眠の質に大きく関わっているのです。
食物繊維が多く含まれているものも血糖値の上昇を抑える効果がありますが、それらに比べリンゴ酢は摂取しやすく飲みやすいことが魅力の1つです。
他にもリンゴ酢には、骨からカルシウムが溶け出すことを防いだり、形成を促すことから骨粗鬆症に対しての効果もあります。
ただし注意点の1つとしてリンゴ酢を飲んだ後は必ず歯磨きをしましょう。
お酢の酸が長時間歯に付着することは好ましくありません。歯の表面のエナメル質が溶けて薄くなる危険性があるからです。
またお酢をストレートで飲むことは危険です。私たち人間の食道は強い酸に耐えられるように作られていません。
そのため簡単に気管に入り肺が酢を取り込んでしまうと、火傷し、強い痛みが出ることがあります。
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消毒・抗菌効果
フルーツや野菜の消毒の他、食べ物以外にも生活に役立つ抗菌効果があります。
リンゴ酢には抗酸化作用とは別に、抗菌作用があります。
そのためサルモネラ菌などの病原菌を減少させる効果があるので、フルーツや野菜にリンゴ酢スプレーをし水で洗い流すことで抗菌効果が期待できます。
ただしお酢ベースのドレッシングなどは、酢酸作用が薄まっていることから上記と同じような効果は期待できません。
また風邪ウイルスなどの病原菌を殺す効果もないので、間違った認識にお気を付けください。
食べ物以外にも、足のイヤなニオイを消してくれる効果があります。
水で薄めたお酢に浸したペーパータオルで拭くことで、ニオイが減少されます。
実際には『酢』であれば、リンゴ酢以外にも他の果実で作られた酢でも上記の効果が期待できます。
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ダイエット効果の期待もあり
リンゴ酢に含まれる酢酸は、少量摂取することで脂肪燃焼を促進することからダイエット効果が期待できます。
体重が減る理由の1つとして、体が脂肪を溜めこまずにエネルギー源として使おうとすることがあげられます。
実際に、食事にお酢を追加した結果体脂肪が大きく減少したという例があります。
また酢酸には食欲をコントロールする効果があるので、リンゴ酢を食事の初めの方で摂取することで早く満腹感を得ることができます。
これらの効果が期待できるのは、でんぷん質の多い(白米やジャガイモなど)食事と一緒に取った時のみです。
でんぷん質を多く含む食事をよく取っているという方は、大さじ1~2杯のリンゴ酢と240㏄の水を食事のドリンクとして使用することをお勧めします。
空腹時の摂取は胃腸が荒れる原因となってしまうので、食事中に摂取するようにしましょう。
ダイエットの効果は1~2㎏落とすのに3~5カ月ほどかかるので、短期間で結果を出したい方には不向きかも知れません。
また酢酸には若干の中毒性があるので、リンゴ酢の取りすぎに気を付けて下さい。
リンゴ酢をもっと美味しく!レシピ8選
リンゴ酢の基本的な飲み方は、水に薄めて飲む方法ですが蜂蜜やスライスレモンを加えることでさらに美味しく飲むことができます。
掛け算でさらに美味しい飲み方
【牛乳×リンゴ酢】
リンゴ風味の飲むヨーグルトのような味わいです。また酸味がまろやかになるため、酸っぱいものが苦手な方も難なく楽しむことができます。
【紅茶×リンゴ酢】
紅茶と合わせることでさらっとしたアップルティーになります。夏は氷を入れてさっぱりと、冬は温めて体の奥まで温まることができます。
【アルコール×リンゴ酢】
リンゴ酢とウイスキーや焼酎、ブランデーを合わせることで、フルーティーなカクテルを楽しむことができます。またソーダで割ることでサワーにもできます。
料理のアクセントに
リンゴ酢とオリーブオイルなど、サラダにかけるドレッシングとしても人気です。
他にも酢豚にリンゴ酢を加えることでいつもと違う味を楽しむことができます。
またピクルスを作る際に、アクセントとしてリンゴ酢を加えるとクセの強いピクルスもリンゴ風味がし、爽やかに美味しく食べることができます。
手羽先とリンゴ酢の組み合わせは、味だけでなく酢を使うことで手羽先がより柔らかく仕上がります。
デザートとも相性がよく、ゼラチンに入れて固めるだけでゼリーとして食べることも可能です。
このとき程よい酸味を残すことが美味しさの秘訣なので、火を止めてからリンゴ酢を入れるようにしましょう。
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